まちクラ ディレクター・鄭慶一からのメッセージ
まちクラの「はじまり」の「はじまり」。(MESSAGEからもお読みいただけます)
僕は生まれも育ちも北九州でして、北九州が大好きです。
僕が大好きなこのまちをもっと面白くしたいという思いからこの企画は始まっております。
んでは面白いまちってなんなの、となるわけですね。
仕事柄これまで国内たくさんの土地に出向かせていただきました。
僕の個人的な見解ですが面白いと思うどのまちにも、土地に生きる人々がまちを面白がっているという共通点がありました。
多分まちが面白くなるには、何か大きな力でこれまでない目新しいものを取り込んだり、古くなったものを排除したりではなく、既にいる「まち」を構成している人々が、きちんと今ある「まち」を面白がっていると、誰がみても面白いまちになっていくんだと思います。
その「面白がる」は特別なものでなくても良いはずです。
近所の公園やあの角の自販機、川でも山でもなんでもいいんです。
自分がお気に入りの場所やものが「まち」を構成していて、それを面白いと思うことが許容されていれば、面白いものしか集まらないまちになっていくんだと思います。
で、これを大人とやっても多分つまんないだろうなと思いまして、子どもと1ヶ月みっちり自分たちが面白いと思う「まち」を、「つくる」というとなんだかまちづくりみたいに捉えられそうだなと思うので、「クラフト」してみようと思い立った訳です。
これがあれば素敵なまち、こうすれば上手に生きられるではない、自分が面白いと思うまちを作る時間をみんなで作ってみようと思います。
何がどうなるか僕達にもまだ見当はついていません。
そしておそらく出来上がる「まち」は、病院があって警察があって、商業施設があって道路があるような一般的な「まち」の体裁を整えていることもないと思います。
僕たちが子どもに向け何かを教えたり与えるのではなく、あくまでも一緒に「自分たちが面白いと思うまち」を純粋に追い求めていこうと思います。
ディレクター 鄭慶一
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