「第五日、神々は決められなかった。」

たくさんの神様が集まった日。まずはひろばに集合し、ペアを作ります。一人が目隠しをして、もう一人が手を繋いでうみのそこまで連れていき、道案内。しかも、できるだけおしゃべりせずに。

小さな段差につまづいたり、頭に網がかかったり、どこかから風が吹いてきたり……

自分達で作ってきた「まち」も、目隠しをして歩くと色々な発見があります。


ひろばに戻って、どんなことがあったかみんなでおしゃべりしました。

そのあとはまちづくり。

ご神木神殿にはオープンテラスが出現し、ご神木レストランもオープン。

おいしそうなオムライスが500ひまで食べられます。


いたるところでものづくりが行われています。

アイスクリーム。


これは「だがしやさん」です。ガムやうまいぼう、くじもひけます。

まちでは「ひま」という単位のお金が流通していますが、神様がそれぞれ発行するので、「1兆ひま」とか「100000ひま」とか額の大きさがバラバラなため、ちょっと使いにくい、という意見も出てきました。そこで登場したのが両替商。お金を両替してくれます。

こんな張り紙もありました。

と、突然ボレロが流れ出し、謎の三人組が現れました!



なんだなんだ!?


ゾンビに変身して倒そうとする神様がいれば、


これは縁起物だから、といってお金をくれる神様もいました。

お金をもらって大喜びする謎の三人組。このあとも、三人で拍手をしたり、踊ったり、大仰なおじぎをしたり、とにかくすべてが謎につつまれていたのでした。



さて、そういえば、まちの名前がまだないね、という話になり、投票で決めることになりました。

「ひまち」「ひま町」「まちクラ」「まちクラ町」「ひま市」5つの候補に対し、自分がいいとおもったところに名前を書いていきます。

どの名前にするか、話し合いがはじまりました。

しかし、決まりません!どうやって決めるかも決まっていないので、単純に多数決というわけにもいかないのです。

神様のひとりが「ひまクラまち」という新たな意見を出し、それがいいんじゃないか……?という雰囲気になったところで、「反対の人はー?」と言う声に「ハーイ」と一人の神様が返事。神様と言えど、たくさんの神様がいればなんでもすぐに決まるわけではないようです。結局まちの名前を決めるのは持ち越しになりました。


そのほか、かめなこが商売替えをしてかまどをオークションにかけたり、それをご神木レストランが落札したり、公共のゴミ箱が設置されたりと、さまざまな物語が生まれておりまして、わたくしたさかし、急きょ新聞記者となり取材をさせていただきました。

ゴミ箱をつくった神様に取材しております。



高額賞金のあたるじゃんけん大会も催されました。


まだまちの名前が決まっていないので、とりあえず「まちのしんぶん」。

さて、次回はどんな物語が生まれるのでしょうか。(たさかし)


「第十二日、神々は博物館をつくった。」

みんなの町をクラフトする1ヵ月「まちクラ」。2021年春のプログラムは終了しました。

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