「第七日、神々はあらそった。」
※写真がめちゃくちゃ少ないのは、物語が佳境だからです。
新たに4人の神様がまちにやってきた七日目。さっそく神様たちによるまちの案内が行われました。さすが、すっかり慣れたものです。
それからフォーラム会場に集まると、神様見習いから「手紙が二つ、外から届いている」とのこと。小さい手紙と大きい手紙、どっちから見る?と聞くと、神様いっせいに「小さい手紙!」
小さい手紙を開いてみると、「人間からの観光嘆願書」でした。どうやら、まちを見学して、神様たちがどんなふうにマチツクリしているか知りたいという人間たちがいるようです。そこで、「観光」について考える神が生まれました。
大きい手紙は、「神々移住推進課からの広告」でした。なんと、神様たちに移住してもらう為のキャンペーンとして、本来なら移住費用として3000000000ひまかかるところを、無料にしてくれるそうです。これも踏まえて、そろそろ移住について本気出して考えてみる必要があるということで、「移住」担当の神様も現れました。
そのほか、前回の話し合いで議題になったお金の流通がうまくいってない問題や、家が増えすぎて歩きにくい、などの問題もまだまだ解決していません。まちの名前だって、まだ決まらないままです。
まちの名前は、前回の5つから2つにしぼられていました。あれ?でも、前回盛り上がっていた「ひまくら市」がなくなってる? 「ひま市」と「ひまち」の2択かあ……。自分の投票したい名前がないから投票しない! という神様もいます。なかなかうまくはいかないようです。
「観光」の神様たちは、まちの地図を作ったり、まちを見学するときの注意点や、観てほしいポイントなどをまとめていました。
「移住」の神様たちは、各神様に、移住先になにを持っていきたいか聞き取り調査。「牛!」「テント!」色々意見が出ますが、もちろん全部は持っていけません。何を、何のために持っていくのか? 調査や話し合いが続きます。
そんな中、テープや段ボールなどの資材不足や、まちがよごれていること、はたまた地球をかえせ! など、さまざまな要望が書かれたプラカードが掲げられ、デモ行進がはじまりました! するとデモに対抗してバリケードが出現! 衝突!! 現場は大混乱!!! なんと、建物が一部倒壊する事故まで起きてしまいます。ご神木神殿にて緊急集合。
デモでは物事は解決しない、と言う声、デモをやる権利は残してほしいと言う声、楽しかったーという声、声を出さないサイレントデモ(プラカードには、「でも、ちがう」と書いてありました)をはじめる神様……。これ、ブログで伝わるでしょうか? おそらく写真があってもなかなか伝わらないと思いますが、とにかく、なんだか、とっても色々なことが起き、いろんな考えがそこには生まれたのでした。(壊れちゃった建物の持ち主には、デモにかかわった人、バリケードにかかわった人、みんなで謝って復帰を手伝いました)
今日は、いつもよりたくさん雨が降る日でもありました。雨が降ると、家に戻ったり、布をかぶったり、雨具を作って身に着ける神様も。雨が降る中、家の中でひそひそ話すのも楽しい時間だったりしますね。でも、ずっと降り続けるので、「晴れろー! 晴れろー!」と晴れごいのダンスをする神様も現れました。晴れごいのダンスが効いて晴れると、ぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶ神様たち。やけに天気が変わりやすいのは、どうやら雨や雷を司る神様がいるようなのですが、その実態は謎に包まれています……。
そして、「まちの名前」について大きな進展がありました。なんと、みんなから出てきたまちの名前の候補は、「みんなの出身地」ということにして、今までに出てきた候補の中から、「自分の出身地」を自分で決めることになりました。そして、まちの名前は決めないことに決まりました。これでみんな、自分が一番いいと思った名前が「出身地」になりました。
(たさかし)
0コメント