「第九日、神々は大移動した」

ついに神々の大移動の日です。

慣れ親しんだ「うみのそこ」に作り上げたまちから、新天地となる環境ミュージアムへ行かなくてはなりません。天気はなんとか曇り空。これも天気の神のご加護でしょうか。


この日のために用意されたリアカーに神様たちはおおはしゃぎ。

それぞれが荷造りした荷物を持っていざ出発。

どこからか汽笛や、波の音が聞こえてきます。うみのそこから現れた神様たちの移動は、まるで船旅のようでもあるのです。


神様は、絵だけが描かれた「えちず」と、文字だけが書かれた「もじちず」を頼りに新天地を目指します。ちなみにこの地図は現在環境ミュージアムの壁に飾ってありますので会期中ご覧になれます。

リアカーを引きたい神様たちでじゃんけんが行われています。


リアカーにもたくさんの荷物が乗っています。


むちゃくちゃ様になっているリアカーの神様。

タンクトップの方の神様は、ずっと「大八」と呼んでいました。

そこに!突然の雨!!


慌てて会場のテントに避難させてもらう神様たち。


「雨って楽しいねー!!!」と叫ぶ神様もいたりして、移動のボルテージはむしろあがる一方。テントスタッフの皆様、ありがとうございました。


雨はすぐにあがり、みなで再び出発します。

50分ほどかけてようやく新たなる地、環境ミュージアムへ到着。

「神様、ようこそいらっしゃいましたー!」と、環境ミュージアムの方に丁重に出迎えられる神様たち。館内アナウンスでも神様の到着がお知らせされていました。

「ちょっと恥ずかしい」なんてもじもじする神様も。


環境ミュージアムの中を通り(リアカーもこの中を通りました!)、先に到着していたひまなんだ門をくぐり抜けると、

洞窟の壁画が移植され、大きなスクリーンには、はじまりの地、アイアンシアターの在りし日の姿が映し出されていました。おもわず放心して眺める神様。残念ながら、わたくしたさかしはリアカーの方にいたため、その様子を見ることはできなかったのですが、先に新天地についた神様たちが映像をぼーっと眺めながらゆっくりと座っていく様子は、なんとも演劇的であったと、神様見習いのきょこちゃんが伝えてくれました。


一息ついたら、新たなるまちづくりが始まります。限られた資源をどう分けて使うか。話し合いながらもとてつもないスピードで家が建っていく様子を見ながら、わたくしたさかしは、ああ、ここには共同体があるなあと、エモいわれぬ気持になったのでした。




最後に、メガネを作ったガムテノカミの写真で締めたいと思います。

明日ははじまりの地アイアンシアターに戻り、神々はまちを終わらせることについて考えるようです。まちクラは、まちをクラフトすると同時に、まちをクラッシュすることでもあるのです。(たさかし)

「第十二日、神々は博物館をつくった。」

みんなの町をクラフトする1ヵ月「まちクラ」。2021年春のプログラムは終了しました。

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