「第一〇日、神々は誕生を祝い、終わりに感謝した。」

まだ名前のない”あたらしいち”での2日目。

神様たちは集まるやいなや、町のオシゴトを始めています。何かを作り出す神様、似顔絵を描く神様、「はじまりのち」のまちの壁画への案内をつくる神様、家をつくる神様。

モノをつくるだけじゃなくて、「まちクラ」という言葉に合わせた動きを開発したり、「まちクラ」鬼ごっこをしたり、「まちクラ」相撲をしたり! 神様たちは「まち」のことをよく知っています。「まち」のどこが面白いかをよく知っています。

そうこうしているうちに「ガムテノカミ」から、「あした、たんじょうびなんよ」というおことば。おおお、それはお祝いしなくてはと他の神様たちにも聞いてみると、人間暦の5月誕生日の神様が3人もいらっしゃることが発覚。

さっそく、ご神木神殿レストランの元オーナーの神様がサササッとケーキづくりをはじめ、土地と道具をたくさんもっているかめなこがテーブルを提供してくれて、別の神様がお皿を用意し、神様見習いのきょこちゃんが飲み物も用意してくれて、誕生日会!


わーお。時間がなかったので、いちごのケーキは埋め込み書き込み方式ですが、スポンジがフワフワでおいしそう! 神様見習いカクサンの結婚記念日も一緒に祝いました。みなさまおめでとう!!!!!

一度目の「ハッピーバースデー」を歌い終わったあと、「あれ? 新しいまちの誕生は?」ということで、こんどは新しいまちの誕生を祝って「ハッピーバースデーまち~~~~♬」。そういえば、第2日にも、スリーハウスの前でハッピーバースデーしましたね! 神様たちにとっては、人間の1時間が、1年だそうなので、まちクラが始まってからは、3時間30分=3日と12時間×今日が10日目だから、、、、ええっと! 計算の神様にお任せしましょう!

みんなで乾杯して、なんとも素敵な時間です。神様たち、大家族のようですね。もうひとつの家族のかたち。

さて、神様たちにはひとつ大仕事が待っていました。それは「はじまりのち」に戻って、まちを終わらせることです。昨日は大荷物をもって歩いた道を、今度は軽快な足取りで歩きます。歩きながら、今まであんまり話したことのなかった神様同士がひとつの傘に入って話し込んでいる、なんていう光景も。何を話しているんだろう?

「はじまりの地」につくと、「うみのそこ」の上空にあった水面(網)が、神々にのこされたまちに落ちていました。神様たちは、今までのまちに感謝をしながら、片づけをしていきます。

もう一度使えるように、資源を分別します。

最後にもう一度! 家同士を繋げている電話で遊ぶ神。


回収した資源の中で戯れる神々もいます。遊びながら片付けて、壊してはまたつくって、そうやって新しい遊びが生まれていきます。たさかしが一言ぽつり。「なんか、正月みたいだな~」。いやほんとに、神々の行く年くる年、大家族のお正月みたいですね!

まちがすっかりなくなったころ、移住を計画してくれたゴミバコノカミからお言葉をいただくことにしました。

即座に記者になり、ゴミバコノカミの言葉を待つ神々。

そして、神から、「はじまりの地」への感謝を込めた一本締めが提案されました。

ヨォ~~~~~~~ッ・・・・

すべてが終わったあと、オカネノカミから転身したシゲンノカミがまちの様子を見に来ました。「はじまりの地」の資源を確認しにきたのでしょうか?

こうして「はじまりの地」は、神々の祝福を受け、「劇場」へと戻りました。「劇場」は、まちの中でひっそりと、また神々が集まるのを待っているかもしれません。(「はじまりの地」編・完)

(ともちゃん)

「第十二日、神々は博物館をつくった。」

みんなの町をクラフトする1ヵ月「まちクラ」。2021年春のプログラムは終了しました。

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